今日(3月4日)は、四日市市赤水町にあるレッツ株式会社の「丸太ボイラー」施設で、山造り研究所メンバーほか参加者7名で燃焼デモの見学会をしてきました。
森林で間伐された木の利用方法の出口策のひとつとして、丸太を使った熱電供給木質バイオマス蒸気ボイラーは、燃料資源の省エネ利用の観点から燃焼コストを低く抑える有効なシステムということがわかりました。
薪やチップ、ペレットなどは、燃料にするまでの設備や工数、手間暇などの負荷コストが多く掛かる事も解りました。
この丸太ボイラーの特徴は
① 名前のとおり丸太がそのまま自動投入出来る
② 木の水分(含水率)に関係無く燃やせる
③ エネルギー回収率が85%以上
④ 高熱で完全燃焼するので焼却灰も原料の約1%と少ない
⑤ 排出ロスが少ない
など、多くのメリットがある。
今回のシステムは実証プラントで、実使用時には設備の大きさは半分以下のサイズになるということでした。
同社の川島社長は、このシステムを利用すれば、地域の活性化と森林整備とが両立させられ、総合的に環境負荷の少ない画期的な提案であると熱く語っておられました。
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